プチ東洋医学講座 ~鍼灸と内臓疾患の治療~金子ブログ
こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。
一般的なイメージとして、鍼といえば肩こりと腰痛だと思います。
しかしながら、鍼灸は数千年の長きにわたって肩こりや腰痛等の整形外科領域の症状のみを治してきたわけではありません。中国では現代でも当たり前のように内臓疾患に対して鍼灸の治療が用いられ、効果をあげています。
例えば、東洋医学の「哮喘(こうぜん)」という病名は現代でいう気管支喘息に相当する病気のことです。
東洋医学では「哮喘」に対しての様々な原因やその原因に対する治療法が確立されているのですが、それはその他の内臓疾患についても同様に言えることなのです。
また、西洋医学的には画像やその他の検査所見でこれといった異常がみられないもの(例:慢性的な身体のだるさ、偏頭痛、慢性下痢、手の震え、周期的な発熱等)に対して、東洋医学的な診立てをして解決していく場合も多々あります。
このように東洋医学的な鍼灸は本来、整形外科領域の症状だけではなく、内科疾患やアレルギー疾患を改善していくための選択肢のひとつになり得るのです。