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プチ東洋医学講座 ~五臓六腑って何?:後編~金子ブログ

こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。

前回は、「腎」を例に出しましたが、「肝」という場合にはレバー(肝臓)のことではなく、あくまで気を淀みなく巡らす疏泄(そせつ)という働き、気を上に昇らせる昇発(しょうはつ)という働き、血液を貯蔵する臓血(ぞうけつ)という働き等の一連の生理機能を表すということです。

あるいはそのような一連の生理機能を有するサムシング(実態のない機能そのものというくらいの意味です)ということです。

考えてみると、もともと生体としての内臓に境界線があるようにも思えません。

ここからここまでが何々…という区分けができない生体に対して、人間が人体を理解しやすくするために、本来分けられない一つのものという前提をもった上であえて分けるとするならば、五臓六腑くらいが最大限細分化したすがたであり、妥当な線なのではないかというものなのです。

またそのような認識のしかたの方が、実は一個の生命というものをより正確に捉まえているのではないかと思います。

まとめると、東洋医学の五臓六腑は解剖学の内臓とイコールではないということがまず一つ目。

次に、体の生命活動を行ない維持する一連の生理機能に対して臓腑の名称がついているということが二つ目。

そして、生命活動というものを認識しやすくするために、本来分けられない生命体をあえて機能的に最大限細分化して捉えたものが五臓六腑の概念であるということが三つ目ですね。

以上、東洋医学の五臓六腑に対して鍼灸師金子なりの私見を述べさせていただきました。

今回は少し難解だったかとも思いますが、多少なりとも東洋医学のみかたや考え方がわかっていただけたら幸いです。

 

 

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