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プチ東洋医学講座 ~デトックスの鍼(瘀血編):前編~金子ブログ

今回も東洋医学のデトックスについてです。

これまで熱邪、湿痰という邪気について解説してきましたが、今回から「瘀血(おけつ)」という邪気の特徴と、体に与える影響、「瘀血」が関わる病気、「瘀血」のデトックスについてできるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

それでは、最初にデトックス編のおさらいすると、東洋医学の邪気というものは、気や血、津液(しんえき)といった、生命を維持する基本的なエネルギーがなんらかの原因で巡らなくなり、滞ってしまった結果生じる病理産物の総称です。

例えてみれば、邪気とは、流れていなければならない川の水が、滞って淀んでしまった結果、ヘドロのように汚い水になってしまった部分の総称です。そして、その滞った部分は、細かく分けると、淀んだ水だけではなく、泥や石、粗大ゴミ等々、いくつかの種類に分類できるのと同じように、邪気にも種類があるのですね。

そして、「瘀血」というのは、体の血の流れが滞ったために生じる毒素なのです。瘀血という邪気は、以前解説した熱邪等の無形の邪気とは違い、実際に血液の塊として物質化しているものです。つまり、場合によっては、目で見て確認できる類のものになるわけです。

例えば女性であれば、生理の時に血塊が排出されることがありますが、これが瘀血です。瘀血は、筋腫や癌等、体内の病的な出来物を構成する原材料になってしまう邪気です。軽いものでは、女性の生理痛等の原因としてよく見受けられます。

この瘀血ができる原因としては、気の流れが悪くなり過ぎた結果、気だけでなく血の流れまで悪くなってしまい、瘀血を形成してしまう場合があります。また、事故によるケガや手術後等に瘀血が形成される場合もあります。

特に多いと思われるのが、精神的ストレス、心理的葛藤等で気の流れが悪くなり過ぎて、血の流れも悪くなり瘀血が形成されるパターンです。これを「気滞血瘀(きたいけつお)」といいます。

つづく

 

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