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プチ東洋医学講座 ~「気」って何?:後編~金子ブログ

こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。

本日は、「気」って何?の後編です。
東洋医学では、気というのは「人体を構成して生命活動を維持する最も基本的なエネルギー」であるとされます。

かといって血液のことかというとそうでもなくて、「気は血を生じる」とか「気が行けば、血も行く」あるいは「気は血の統帥である」ともいわれます。

つまり、気が作用して血液が生成され、気が血液を推し進める作用をもつのだということですね。血液を生成して循環させる大元が気というエネルギーなのだということになります。

それでは気というのは、細胞活動に必要なエネルギー供給のほとんどを担うミトコンドリアやATPのことかというと、確かにミトコンドリアは生命活動を維持する上で欠かせない重要な細胞小器官ですが、東洋思想でいうところの「万物を構成する最小単位」とイコールにはならないように思われます。「万物」というのは世の中に存在する一切合財という意味ですから、人間の身体だけのことではないのですね。

そしておそらく万物はミトコンドリアやATPで構成されているわけではないと思われます。

ゆえに科学がもっと発達して気を数値化できたり、気の流れを3Dで映像化できるようになるかもしれない未来はともかく、現時点では東洋医学的には気というものをこれといった物質ととらえるのではなく、漠然としてはいますが根源的な生命エネルギーというふうに認識し、この気が経絡というルートを通って全身をくまなく巡ることで身体の生理活動が円滑に行なわれると考えるのです。

また、経絡は五臓六腑という身体の生理機能に直接的に関与していて、ときに浅く、ときに深く全身を巡ります。例えると、肉体という大地を潤す河川が経絡であり、そこに流れる水が気であるとイメージすると分かりやすいかもしれません。

ちなみに古代インド人は、生命エネルギーを「プラーナ」、その集中するところを「チャクラ」、流れるコースを「ナディ」と呼んだようです。

案外、東洋医学と同じ認識を持っていたのかもしれませんね。

では次に、どうやって物質として認識し得ない気の状態を把握してさらにアプローチしていくのかということになりますが、それは今春公開予定の『プチ東洋医学講座~「気」の診方~』でわかり易く解説してみますので乞うご期待!

 

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