人生がときめくプチ養生講座 ~健康は自然治癒力が9割編~金子ブログ
こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。
今回から東洋医学の養生についてのシリーズです。
みなさんは自然治癒力という言葉を聞いたことがありますか?
実は東洋医学で健康を考える際のポイントは自然治癒力になります。
そもそも人間の身体には健康状態を維持していくための力が働いています。たとえ病気になったとしても、身体を健康状態に戻そうとする力が24時間年中無休で今この瞬間にも働いてくれています。
中には持病をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえそうであっても現在進行形で身体を元に戻そうとする力が働いてくれています。
自然治癒力について一例を出すと、かぜをひいて病院へ行くと咳止め、解熱剤等の症状を抑える薬をもらいますね。そうして薬を飲んで症状を止めている間に、病的原因に直接働きかけている力が自然治癒力になります。実際は薬がかぜを治しているのではなくて、この自然治癒力がかぜを治しています。免疫力とオーバーラップする部分もあるかもしれませんね。
ただ、世の中には病気にかかっても治りやすい人がいたり、治りにくい人もいます。病気がちな人もいれば、何十年もかぜ一つひかない人もいます。
これを先ほどの自然治癒力で言えば,病気の人、病気がちな人は自然治癒力がうまく働いていない人であり、逆になかなか病気にかからない人、元気な人というのは自然治癒力がうまく働いている人だと言えます。
つまり、自然治癒力がうまく働いていればあまり病気にかからず健康的な生活が送れるし、自然治癒力がうまく働いていないと病気がちになってしまうということですね。
このように、東洋医学的に健康かどうかというのはみなさんの自然治癒力の働き具合によるということになるのです。
自然治癒力がうまく働かない状態にある場合は、養生を心がけて少しでも自然治癒力の働きを高めていけるようにしていきましょう。健康な場合でも健康状態を維持する上で養生は大切なものです。
次回以降、東洋医学的観点から養生や健康、病気等についてわかりやすく解説しますので参考にしてみてくださいね。