プチ東洋医学講座 ~「気」って何?:中編~金子ブログ
こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。
今回は、「気」って何?の中編です。
気については、中国では気功師が放出する気を科学的に測定したこともあるようです。
気功というのは気の流れをコントロールする鍛錬法で、気功師が意識的に体外に放出した気を外気といいます。(中国では病院に気功科が設けられていて実際に治療に用いられています)
この外気を測定すると、外気の成分の一部は赤外線や静電気、磁気、γ線、微粒子等の物質が検出されたようです。
ではこれらの物質を混ぜ合わせると気になるのかというとそうではなく、現時点では科学的に測定しきれない部分があるのかもしれません。
現代の物理学では素粒子が物質を構成する最小の単位とされていますが、素粒子は周囲の環境次第で物質的存在からエネルギー的存在、あるいはその逆に変質することができるという性質を持っているそうですから、現代の最先端科学が認識できる最小の粒子は「物」ではなく「エネルギー」というふうな解釈も成り立つのではないかと思います。
つまり、我々が物質として認識しているものは何らかのエネルギーが集ってできたものということになるのでしょうか。
もしかすると、そのあたりが東洋思想でいう気とリンクしてくる部分なのかもしれませんね。
実は東洋医学は、この摩訶不思議とも思える気をいかに調整するかということを体系化した気の医学でもあります。
つづく