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「身体=気!?東洋医学の身体観:前編」金子ブログ

今回から、東洋医学の身体の捉え方について、できるだけわかりやすく解説してみたいと思います。

まずは当たり前のことなのですが、みなさんご存知の通り、人間の体というのは皮膚や筋肉、骨、内臓諸器官等が集まって形作られていますね。まさに精密機械の如しです。

ところが東洋医学では、人間の身体を、そのような実質的な物やパーツの集合体としての身体というだけではなく、実は生命エネルギー・生命力の塊として捉えるのです。

例えると、空気で膨らんだ風船のように、目に見えないエネルギーが身体の中に充満している様をイメージしていただければ結構です。

そのように、身体の中を満たしている生命エネルギー・生命力を、東洋医学では『気』という概念で捉え認識していきます。

また、『気』という生命エネルギーで身体が作られているということを、東洋医学では『気一元』といいます。

なんとこれは「世界は『気』でできている」という東洋思想の考え方なのですが、この考え方でいくと、驚く事に、骨や筋肉、内臓等で形作られる身体もまた『気』というエネルギーでできているということになるのですね。

また東洋思想では、自然の四季の移ろいや、生命の誕生・成長・衰退・枯死等の変化というものは、『気』の運動により生じる現象として捉えていきます。

つまり、『気』の運動によって、気候が暑くなったり寒くなったりするし、新陳代謝がおこって身体が成長したり、やがて筋力が衰えたりという変化がおこってくるということになるのです。

そして、この『気』の運動変化にも実は法則性があるのですが、その法則性を理論化したものが「陰陽論」という考え方です。

『気』が運動することで現れる現象の変化は、陽から陰、陰から陽というように順繰りに巡っていくというものですね。

先ほどの例えの場合、自然界の『気』が運動することによって、夏から冬に気候が変化していくわけです。つまり、陽(暑い時期)から陰(寒い時期)に向かうわけですね。ちなみにその次は、陰(寒い時期)から陽(暑い時期)ですね。

また、身体の『気』が運動することによって、身体が成長してくれるし、悲しいかな筋力も衰えてえていくわけです。これも陽(盛んな状態)から陰(枯れた状態)で、法則に違わず変化していくわけですね。

このように、『気』が運動することによる現象の変化は、必ず陰から陽、陽から陰という順繰りのサイクルで現れてくるのです。

逆に『気』の運動がなければ、森羅万象の変化がおこらないということでもあるのですね。
つづく

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