こたつ開き金子ブログ
こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。
さあ、ついに24節季も立冬に入り、暦の上では冬の始まりです。
これからの季節は日々の健康を維持する上でも、いかに暖をとっていくかが重要になってきますね。
そして、日本が世界に誇る暖房器具である「こたつ」が大活躍するのもこれからです。通常は机上にみかんを置き、中ではネコが丸くなっているアレですね。
こたつは暖をとるための有効な暖房器具の一つですが、実は副作用には十分に気をつけなければいけません。
こたつに入ってテレビを見ながら過ごす正月を寝正月といいますが、正月ではなくてもこたつに入ると睡魔に襲われるという現象が頻発します。経験上、その日のうちにやるべきこと等を終えてからでないと非常に危険です。
また、一度こたつに入ってしまうとなかなかこたつの外に出られなくなってしまうという不思議な症状も発症します。そのような状態を「こたつむり」といいます。
一度発症してしまうと冬の間は治癒がなかなか見込めず有効な治療もありませんが、春が近づけば自ずと緩解していくのがこの症状の特徴です。
こたつを使用する際は、このような副作用には十分に注意をして暖をとってくださいね。
ところで、江戸時代はこたつ開きというものがあって、十月(亥の月)の最初の亥の日にこたつを出すのがならわしだったというのはご存知でしたか?
旧暦では月にも日にも十二支が割り振られていて、亥(イノシシ)は火(火難)を免れるとされて、亥の月の亥の日に火(暖房器具)を使い始めれば、その冬は火事にならないと信じられていたからだそうですよ。
ちなみに今年の11月5日が旧暦の亥の月の初亥の日にあたります。鍼灸師金子の田舎である富山では、もうすでにこたつ開きされていることでしょう。正月は寝正月か、それともこたつむりか…
本格的に寒くなってくるこらからの時期、みなさんはこたつむりにならないように上手に暖をとっていきましょうね。