人生がときめくプチ養生講座 ~病気と自然治癒力の本当の関係編~金子ブログ
こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。
今回は、東洋医学的に自然治癒力と病気について考えてみますね。
東洋医学的に自然治癒力と病気を考える際には「気」というものを抜きには語れません。以前『プチ東洋医学講座 ~「気」って何?~』で気について解説してみましたが、ここでは一言、目に見えない生命エネルギーだと考えてください。
東洋医学では気が巡らないと血液も巡らないし、内臓の働きも鈍ってくると考えます。
身体の生理活動や自然治癒力がうまく働くためには、気が充実していなければならないということですね。
そしてさらに大切なことは、気が流れているかどうかなんです。たとえ気が充実していても、流れが悪くて停滞していたり淀んでいたりするとダメなんです。川の流れのようなもので、水量が不足してもダメだし、水量はあっても流れが滞って淀んでいても人体という大地を潤せなくなります。つまり、自然治癒力がうまく働かない状態になってしまうということです。
このような気の過不足、流れの異常を古来、気の流れが病むという意味で「病気」と表記したものと思われます。ということは、今病気で病院に通われている人、入院されている人、不健康な人は気の流れが病んでしまった結果において、自然治癒力がうまく働かなくなってしまっているということですね。
今回はここまでにして、次回はそもそもどうして気の流れが病んで病気なんてものになるのかということについて解説してみようと思います。