プチ養生講座 ~秋口編:後編~金子ブログ
こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。
養生としては冷たいものの過剰摂取は控えましょう。胃腸を冷やしすぎるのはあまりよくありません。
旬の食材でも柿や梨はどちらかというと肺や胃、大腸を冷やして潤す方にもっていきますから、あまり食べ過ぎないようにしてくださいね。
あと、薄着で寝冷えしないようにも注意しましょう。
また、これからの時期はイネ科植物等に近づかないかあるいは刈り取ってしまうことが推奨されたりしていると思います。
ここで東洋医学サイドから一言…
アレルギーの原因はアレルゲンであるとしてしまうと確かにそうでしょう。症状をひきおこすきっかけにはなっているかもしれません。悪いのはあくまでアレルゲンであり、それを排除するのが最善の方法であるということですね。症状を軽減するためにそれも必要なことかもしれません。
しかし特に後天的になったものの場合、それまで共存共生してきたものに対して過剰に拒絶反応をおこすようになった自分の方に何か根源的な原因があるのではないのだろうかという観点もあるわけです。
人間の身体は機械ではありません。常にその時々の心理状態や食習慣、生活スタイル、養生・不養生等の行為の影響を受けて変化し続けているものです。
アレルゲンを悪者にする前に、多少なりとも五臓六腑の生理機能を痛めつけるような不摂生、不養生がなかったかどうか反省してみることも必要なことかもしれませんね。