プチ養生講座 ~梅雨の時編:前編~金子ブログ
こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。
最近、じめじめした日が続いていますね。
梅雨だから当然といえば当然ですが、湿度が70%近くあると水の中にいるようなもので、もう少し湿度が上がると泳げるかもしれませんね!
というのは冗談で・・・
さて、こんな時期には湿気の影響で体調をくずされる方がいらっしゃいます。
具体的には、頭や身体が重だるい、食欲がおちた、膝が腫れて痛い、足がむくむ等の症状を訴える方が最近、急に増えました。
そういう症状を訴える方は、身体の水分代謝の中心的役割を果たす、五臓六腑の中の「脾」の臓を病んでいることが多いように見受けられます。
「脾」は、消化吸収や水分代謝の働きを持つ胃腸を中心とした消化器系統のことで、食べ過ぎ、飲み過ぎ、早食い、油っこいもの、味の濃いものの過剰摂取等の飲食の不摂生をすると、「脾」の働きが弱ります。
そうすると、全身の水はけが悪くなり、体内に湿痰という体液が停留したために生じる毒素がたまります。
それだけでも十分に倦怠感や浮腫、膝の腫れ痛み、食欲不振といった症状は現れるのですが、湿度が高くなるともう一つそれらの症状が悪化してしまいます。
つづく