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プチ東洋医学講座 ~デトックスの鍼(癌編):前編~金子ブログ

今回から、デトックスの鍼の総集編として、東洋医学の視点から癌についての解説をわかりやすくしていきたいと思います。デトックス編の総集編である理由は、実は癌は、邪気の総集編のような病気だからです。

東洋医学的には、癌は「癪聚(しゃくじゅう)」という病名で捉えられ、デトックスの鍼編で解説した気滞、熱邪、湿痰、瘀血という4種類の邪気がそれぞれに盛んに強烈になり、尚且つそのすべてが一つに結びついた結果生じるものなのです。つまり、いろんな毒が寄り集まってできた毒の塊のようなものです。

そして、それら4種類の毒の、癌におけるそれぞれの役割を説明すると、まず瘀血と湿痰が癌の原材料として、物質としての塊を形成します。そして、瘀血と湿痰を結びつけるのが気滞の役割です。気滞が毒同士を結びつける接着剤の役割を果たすのですね。さらに、癌を成長させるエネルギー源となるのが熱邪です。強力な熱邪が癌の成長を促進するのですね。

若い人が癌になると進行が早いのは、若い人のほうが、熱エネルギーが盛んで熱邪を助長しやすいからです。逆にお年寄りが癌になっても、熱エネルギーがそんなに盛んではありませんので、癌の進行がそれほど早くないわけです。つまり、80歳で癌になったとしたら、癌も80歳くらいの元気しかないということですね。

このように、4種類の邪気のコラボレーションというか、見事なコンビネーションにより癌は形成されていくのですが、癌についての東洋医学的見解をもう一度簡単にまとめると、まず気滞が湿痰と瘀血という物質化した邪気をくっつけて塊を作り、熱邪がそれを成長させるエネルギーになるということですね。

癌が強力な邪気の総集編である以上、非常に重い病気であることに間違いはありません。しかし、このような東洋医学的な考え方からわかってくることは、これらの邪気を体内に溜め込まず排出していくことが、癌を未然に防いだり改善したりするためにはいかに大事かということなのです。

つづく

 

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