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プチ東洋医学講座 ~デトックスの鍼(湿痰編):前編~金子ブログ

前回まで、最近はやりのデトックスで排出する毒素というものが、東洋医学でいうところの邪気にあたるということ、そして、鍼には邪気をデトックスするという目的があり、邪気の中の特に熱邪の排出について解説させていただきました。

以前にも何度か解説したように、東洋医学でいう健康とは、気や血、つまり気血という生命エネルギーが体に充満していて、それが滞ることなく全身に巡り、その過程で出るエネルギーの老廃物等を体外に全て排泄できるということなのですが、何らかの原因で気血を循環させる体の働きが低下及び停滞した場合に、気や血等の本来有用なエネルギーが淀んで有害な状態になったものの総称が「邪気」ということでした。

今回から、邪気の中の「湿痰(しったん)」という毒素が体に与える影響や、湿痰のデトックスについてわかりやすく解説してみたいと思います。

一般的に体の3分の2は水分だといわれますが、その水分のことを東洋医学では「津液(しんえき)」といいます。そしてその水分は、常に淀みなく循環していなければなりません。ところが、その水分の代謝が悪くなり、体に淀んで停滞することがあります。このような停滞した余分な水分のことを、東洋医学では「湿痰(しったん)」といいます。

この湿痰というものは、邪気として体にとって有害な影響をもたらします。例えば、喘息やアトピー等のアレルギー、食欲不振や悪心、全身の倦怠感やむくみ等の内科的な病気、胃もたれや排便異常等の消化器系統の病気、あるいは、体や関節の水腫や痛み、手足のしびれ痛み等の整形外科疾患にも関わる事があります。

また、台風が近づいたり、雨の前日は体調が悪くなったり、症状が悪化したり、体の状態で天気予報ができるような場合は、この湿痰が盛んな場合が多いようです。

それでは、なぜ体にこのような余分な水分や湿気のようなものがこもってくるのでしょうか。

つづく

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