プチ養生講座 ~土用編:前編~金子ブログ
こんにちは!豊中市の玄龍堂鍼灸整骨院 鍼灸師金子です。
今日は土用の丑の日です。二十四節季では小暑から大暑に移行する時でもあり、これからが一番暑くなる時期ですね。
土用は春夏秋冬それぞれの季節の変わり目にあたる期間です。その中でも、厳しい暑さが始まる夏の土用は特に重視されて、今は土用といえば夏の土用を指すようになっていますね.
ところで土用の土というのは、東洋医学では五臓六腑の消化器系統である脾の臓と胃の腑を表します。つまり、気血を作り出す中心の働きをするところです。
季節の変わり目は特に胃腸、消化器系を大切にすることによって、健康を損なうことがないように食養生しましょうという意味にもとらえられますね。
東洋医学では「暑は気を食む(はむ)」といわれていて、暑さそのものが身体の気を消耗させてしまいます。発汗量の増大や暑さによる内熱の助長が、知らず知らずに気を消耗させてしまうのですね。
そこで、東洋医学的な意味合いを踏まえてこの時期の養生法を考えると、まずは胃腸を守るということに尽きてきます。
つづく