なるほど!THE.・プチ東洋医学講座 ~プロしか知らない一歩踏みこんだ「ツボ」のお話編:前編~金子ブログ
こんにちは 豊中の玄龍堂鍼灸整骨院の金子です。
東洋医学…特に鍼灸の治療では、日々、ツボというものを意識して施術していきます。
一般の方であれば、ツボというものを、刺激することで病気等が良くなる体の特定のポイントだという感じで理解されていることだと思います。
本屋さんでもツボの本がたくさん出ています。もしかしたらみなさんもご覧になったことがあるかもしれませんが、何々の病気にはこのツボという感じで、ツボを刺激すれば体がよくなるということがかかれていますね。
ところで、その特定のポイントであるツボは、実は体の状態に応じて常に変化しているということはご存知でしたか?
わかりやすい例で言えば、凝っている固い部分が大きくなったり小さくなったりするといったところでしょうか。
実際のツボの反応は、凝って硬くなっているというだけではなく、その硬いポイントが体の浅い部分に浮いて来たり深い部分に沈みこんでいったりします。
そのほか、ツボ上の皮膚表面がじめっと発汗していたり、弛緩していたりして、その程度が強くなったり弱くなったり、発汗や弛緩のエリアが広がったり狭くなったりします。
また、ツボ上に熱感を伴う場合や逆に冷えを伴ったりする場合もあります。
さらには、ツボの上に手をかざすと施術者の気が吸い取られるような状態のツボや、気が押し返して反発してくる状態のツボがあったりします。
少し専門的ですが、ツボの状態には以上のような様々な反応があります。そしてそれは体の状態によって日々変化し続けているのですね。
つづく